糖質制限(ケトジェニックダイエット)の真実

糖質制限流行ってますよね?

ただ、このダイエットは非常にテクニカルでちゃんと理解している人は少ないと思います。

糖質制限の中でも最も過酷なダイエットがケトジェニックダイエットと言います。

これは、一日の糖質摂取量を20g以下に抑える代わりに脂質を多く摂るダイエットになります。

20gの糖質量というのはかなり過酷で、茶碗一杯のごはんすら食べることが許されません。

さらに言えばイモ類や根菜類すら食べることを制限されます。

お菓子なんて論外です(笑)

ケトジェニックとは、糖質を摂らない分脂質を多く摂って、ブドウ糖の代わりとなるエネルギー源であるケトン体を生成し、優先的に脂肪を燃やしていくダイエットとなります。

ケトン体とは?

体内に存在する「グルコース(ブドウ糖)」の量が減ると、肝臓に蓄えられている「グリコーゲン(グルコースが結合した高分子)」がグルコースに分解されて利用されるようになります。しかし、グリコーゲンは24時間ほどで枯渇してしまうため、その後は筋肉中のたんぱく質や脂肪細胞に蓄えられている脂肪酸がエネルギーとして使われる仕組みです。

ケトン体は、この脂肪酸から作られます。脂肪細胞に蓄えられている中性脂肪はそのままだとエネルギー源として利用できないためです。中性脂肪のケトン体への変換は肝臓で行われ、アセチルCoAという物質にまで分解されます。

アセチルCoAから作られるのがケトン体で、ケトン体にはアセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸といった種類があります。肝臓で作られたケトン体は、肝臓から放出されて血液の流れに乗り、エネルギーを作り出すための材料として使われます。

要は脂質が分解、代謝されてできる物質がケトン体で、このケトン体をエネルギー源として使える状態になると優先的に脂肪が燃えるのです。

ケトジェニックダイエットのメリット

  • 体重が落ちるペースが早い

まず、ケトジェニックダイエットは糖質を摂らないため、最初に水分が抜けてガクッと体重が落ちます。

糖質が分解されるとグリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄えられるのですが、グリコーゲンは水分を吸収しようとする働きがあります。具体的にはグリコーゲン1gあたり3gの水分を吸収します。

このグリコーゲンが枯渇した状態になるので、水分を蓄えることができず、体重が落ちるのです。

  • 意外と腹持ちが良い

糖質を食べられない分脂質を多く摂取することになるのですが、脂質というのは1gあたり9kcalもあるので意外と満腹感があり、お腹が空くといった状態になりづらいです。また、脂身の多いお肉や魚を積極的に食べることができるので美味しいものをたくさん食べられます!

ケトジェニックダイエットのデメリット

  • 食費が高い

これに尽きます(笑)

脂質の高い食品(サーロインステーキやアボカド、サーモンなど)は基本的に値段が高いです。

筆者のように食費をケチりたいダイエッターにはここが一番過酷なポイントになります(笑)

ケトジェニックを促進させる必須アイテム

ケトジェニックダイエットは脂質を多く摂らないといけないのですが、油ならなんでも良いわけではなくて、良質な脂質から摂らないといけません。揚げ物食べ放題というわけではないのです。

そこでぜひ積極的に取り入れてほしいものがMCTオイルになります。

  • MCTオイルとは?

MCTとは、「Medium Chain Triglyceride(ミディアム チェーン トリグリセリド)」の頭文字をとったもので、日本語では「中鎖脂肪酸」と呼ばれます。中鎖脂肪酸(MCT)を多く含むオイルとしてはココナッツオイルやパームオイルが有名ですが、「MCTオイル」はこれらのオイルからMCTだけを精製して作った100%MCTのオイルのことをいいます。

非常にエネルギー効率が高く、脂肪として蓄えられづらいという特徴があり、ダイエット効果が高いです。

朝、ブラックコーヒーにMCTオイルを入れて飲むなんてのもいいですね〜。

サラダ油やオリーブオイルに比べると若干値段が高いのがネックですが、ケトジェニックダイエットを始める上では必須になってきますのでぜひとも手に入れておきたいです。

たんぱく質に関しては、脂質制限ダイエットと同じく、体重×2倍gは摂取してください。

ケトジェニックダイエットについてお分かり頂けたでしょうか?

体質に合う、合わないがあるので無理せずに自分のダイエットに取り入れてみてください!

それではまた次の記事でお会いしましょう^^)

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